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水夏〜SUIKA〜

忘れ物・・・
まだ見つからない



総  評
萌え
サウンド
システム
シナリオ
難易度
Voice
87
よく人が死ぬ度
 ★★★★★
ストーリー展開グッ度
 ★★★★★★★★
さやか先輩ボケボケ度
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★・・・・・・・・・

大まかな概要
 詳しく知りたきゃ、『水夏〜SUIKA〜』をやりなさい!またはのCIRCUSページで見て来なさい!
  海辺に近い田舎町での4つのストーリー
 1章:数年ぶりに引っ越してきた常磐町。神社で偶然再会したのは昔の友達:水瀬伊月。彼女と双子の水瀬小夜、そして主人公の当時の微妙な関係と今は・・・
 2章:天才画家、白河律の一人娘、白河さやか。絵画以外ダメダメな彼女とその面倒を見る主人公の微妙な関係。そして、律の死を描く絵画とは・・・
 3章:義妹の正木茜と恋人の京谷透子、そして人と接するコトを苦手とする主人公。最近、義妹が妙に気になってしまうが、その先にある3人の関係は・・・
 4章:1・2章に表れた名無しの少女と千夏と名乗る謎の女性。少女の探す忘れ物と、千夏の目的とは?そして水夏〜SUIKA〜の全舞台が明らかに!
 ってな感じでしょうか?
総プレイ時間(全クリまで)
 15時間+αほど
システム
 セーブ箇所−57箇所+オートセーブ : セーブする時、誰のシナリオか識別できるようキャラの顔を選択可。
         選択肢は少ないうえ、難しくないので十分。

 シーンごとの既読スキップあり。

 バックログ機能が使い難い。マウスホイールで閲覧出来ないのはイタイ。

 CG:相変わらずキャラに萌え萌えです。

 Voice:ヒロインにのみあり。すごく良かったですよ!!
     どうせならヒロイン以外のキーポイントとなる人物にもボイスがあればなぁ〜〜〜と贅沢にも思ったり・・・
     いや、ほんと声優さん素晴らしいっすよ!!

 BGM・CG鑑賞・シーン回想・OPMovie鑑賞あり。ただ鑑賞モードは4章まで終えないと選択できません・・・

 その他の機能 : セーブやロード、タイトルに戻る時など、ヒロインが声をかけてきます。
           管理人的にはセーブ時の、名無しの少女の『僕たちのこと、忘れないよーに』ってセリフがイイです!
           あとマウスカーソルは、“すいか”が管理人的にはベストです!!
サウンド
 CIRCUSの作品のBGMも結構イイですよね。『D.C.』に同じく、非常にGoodです!
 特にお気に入りは、『なつのはじまり』・『せつなさの中で』・『なみだあめ』・『夏の終わりに』他
ゲーム全般
  萌えて、涙して、面白い!!
 やっぱり、ErogameScape −エロゲー批評空間−の評価は正しかった!!

  さぁ〜〜〜て、コノ『水夏〜SUIKA〜』ですが、
 同じCIRCUSの『D.C.〜ダ・カーポ〜』を、先にプレイしていたこともあり(発売は『水夏』の方が先)
 『D.C.』が、あまりにも“萌えゲー”で、ストーリーがそこまで感動したって程ではなかったので、
 感動のセクターには、あまり期待していなかったんですけど、
 いやぁ〜〜〜意外や意外、萌える上に、良い感じに感動しちゃいましたね。
  いやね、各章とも、最初は意味不明に始まって、なかなか話を掴みにくく、“ふぅ〜〜〜ん”って感じだったのですが、
 進めていくうちに途中で話に乗ると、何故かドンドン惹き込まれて行くんですよね。
 んで、ラストの大番狂わせ(?)で、
 あぁ〜〜〜〜なるほどぉ〜〜〜そぉ〜〜〜持って来るのかぁ〜〜〜やられたぁ〜〜〜!!
 って感じで、序盤少々だるかったものの、それを乗り越えた中・後盤辺りからは面白かったですね。
  また、“”をコンセプトにしているようですが、“夏”と言う舞台設定や、
 各ヒロインの明るいキャラ設定が、“死=暗い”と言うイメージを払拭してますね。
 そのおかげで、変にソッチ系に滑ったりはしていないものの、
 逆に明るすぎるってのが、コンセプトである“死”を、軽くしてしまった感が否めないような気が・・・
  あと、気になるのは4章立てのうち、3章が妙に浮いている気がするんですねー・・・
 他の1・2・4章は好感触なのですが、3章がウゥ〜〜〜ン・・・って感じで・・・(詳しくは各章ごとのレビューで)

  と言うことで、ストーリー面に関してはホボ良かったのですが、システム面が微妙に使いにくい
 イロイロと設定を変えることが出来るようなんですが、
 私はマウスクリックでシナリオを進めるので、マウス操作でプレイしにくいのはチョット使いにくいイメージが・・・
 特に思ったのは、バックログの閲覧。マウスホイールで閲覧できない上に、
 “シナリ情報”てのを表示しておかないと、バックログの閲覧自体出来ないし・・・
 その他諸々・・・この点は『D.C.』である程度改善されてましたが・・・

   ん〜〜〜まぁ、諸所様々ありますが、
 キーとなる(?)、ひまわり、風鈴、焼きとうもろこし、麦わら帽子、蚊取り線香etc・・・
 と、サマー120%の『水夏〜SUIKA〜』、
 季節を上手く生かした、ナカナカの秀作ではないのかと。

  あーどーでもイイですが、ヒロインが健全な髪の色してますよね。その点も好感触の理由かも。


 最後に、管理人お気に入りのセリフは・・・
 さやか先輩の『凄い・・・・・・カタカナだらけ・・・・・・』とソコラの妄想シーン。爆笑です。
クリア順
 章立てが決まっているので、その通り。



 私的ランキング&Else  評価は順位です
総 合
シナリオ
BGM
キャラ全般
難易度
コメント
1章:水瀬 伊月
巫女さん〜〜〜♪『月に代わってイジメます!』
2章:白河 さやか
天然っぷりがサイコー!!
3章:京谷 透子
この章だけ何か浮いてる
4章:名無しの少女
アルキメデス(人形)が欲しくなる!
  ※3章のもう一人のヒロイン:正木茜はストーリー上の理由で外しております。



 以下ネタバレを激含んでいる、各章ごとのレビューです

 1章
   出ました双子で三角関係ストーリー。
 結構ゲームをこなすと、双子の入れ替えとか、ヒロインが実は死者でしたとか、よくある手で結構見慣れてしまっているのですが、
 んーなんだろう、この“あぁ〜〜〜このシナリオ良かったなぁ〜〜〜”感は・・・・・・・?
  何と言ってもラストですよ、ラスト。(もしかしたらエピローグって言うのかも・・・)
 ヒロインである水瀬伊月が、想いを遂げ成仏(?)し、代わりに奇跡的に意識を取り戻した、双子の姉妹:水瀬小夜と出逢うシーン
 本当は救いたかった伊月。でも伊月が消えて、本来助かっているべき小夜が意識を取り戻す。
 この本来あるべき姿で、どこかに引掛りを覚え、素直に喜べない、主人公の葛藤。
 そんな状態で小夜と出逢う。そして、彼女に自分の名を告げる前に、話が終わる。
 んーこの先の展開を考えると、何か、思うところが多すぎてしまいます。
  すんません、クリアしたのが結構前で、この章は、かなり適当なレビューっぽい・・・・あまり内容を思い出せないし・・・
 でも確か、プレイ後はイイ話やぁ〜〜〜!!と少なからず思ったはず。
 残り3章は、もうチョイ真面目にレビューをしてるはずなんで・・・


 2章
   トリアエズこの章は、さやか先輩がぶっ飛び過ぎで、それだけで爆笑です!!
 いやぁ〜〜〜もうねぇ、プレイ中可笑しくて可笑しくてたまらんかったです。
 と言うコトで、彼女一人でも十分この章にのめり込む位の感があるのですが、
 ストーリー展開が特に良かったですね。
 全然読みが外れていくってのが、進めていて惹き付けられますね。
  始めは、1章からの流れで、ヒロインであるさやか先輩が、父白河律との確執も含め、何らかのカタチで亡くなるのかな?て匂わせ、
 後半、話し手がさやか先輩視点に代わることで、実は亡くなるのは主人公?と、ココでえっ?って思わせ、
 更には、最後の最後で、実は亡くなるのは白河律でしたぁ〜〜〜みたいな。
 しかも、“死”をモチーフに絵を描く白河律が、実は娘:さやか先輩の笑顔、“生”を描いていた!
 みたいな大番狂わせ、コレはラスト全てが判ったときは、妙に清々しかったですね!!
 実に良く構成されていると思いました。
 シナリオ展開に関してだったら、4章中ナンバーワンで面白かったと思いますねぇ〜〜〜。


 3章
  この章ねぇ〜〜〜『水夏〜SUIKA〜』の中で妙に浮いてる気がするんですよね・・・
 まず名無しの少女出てこないし、登場人物で死ぬ人いないし、何かコノゲームのコンセプトである“死生観”から離れているんですよね
 ただ、ストーリー展開は面白かったですよ。2章ほどではなかったですが。
 主人公と暮している茜と、病院のベッドの上で記憶喪失のアカネ。
 はじめ主人公と暮す茜のほうは過去の出来事かと思うと、そうでもない。
 今度は同姓同名の別人かと思いきや、それもどうやら違うようである。
 んじゃ、なぁ〜にコレ?この2人の茜とアカネは一体どういう関係なの?
 って感じで、話に引き込まれる感じで、どんどん興味を持って進んでいったんですがねぇ〜〜〜・・・
 ラストが腑に落ちねぇ〜〜〜〜〜。後味悪いぃ〜〜〜〜。
 ヒロイン(恋人)の京谷透子も良い感じの人かと思いきや・・・


 4章
  この章は、まぁ一言で言えば、奇跡が起こってハッピーエンド!!ってトコなんでしょうが、
 コーユーお涙頂戴系のお話に弱いんですよ管理人・・・
 もう終盤の、二人の想いは成就しないの?名無しの少女は、その運命を変えることは出来ないの?ってトコでウルウルしすぎました・・・
 と言うことで、2・3章の展開の面白さで勝負!!に対し、ココは内容で勝負!!(って程でもないかもしれませんが)みたいな章でしょうか?
  あと、ボイスのトコでも書いたんのですが、
 この章で出てくる、主人公の義妹:稲葉ちとせ(攻略対象外)は、かなりのキーパーソンだと思うんですが、
 何でボイスがなかったんだろ〜〜〜惜しいよなぁ〜〜〜是非ともボイス有が良かった・・・
  最後に、無茶苦茶アルキメデスの人形が欲しい!!
 アレは実にカワイイ!!アレを「可愛くない」と言う4章主人公は、感覚が狂ってるって!!
 『D.C.』の“うたまる”級にカワイイ非人間キャラですよ!!


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